木曽御嶽 上俵山、三浦山 2007年4月26〜27日
木曽御嶽の未踏2000m峰は残り2つであるが、上俵山は濁河温泉から登ればいいとしても三浦山は悩むところである。山頂渉猟著者は剣ヶ峰から往復するという体力勝負の強行山行で片づけているが、これはかなりの体力、気力が必要だろう。残雪期に登るとすると南側の王滝村の国民の森からか、北側の濁河温泉からかどちらかであるが、国民の森は南にあるので車で入れる確率は高くなるが斜面の雪が消えてしまっている可能性が高いし、上俵山を登るのに遠くなる欠点がある。幸い、今年3月にDJFが濁河温泉から上俵山に登っており、濁河温泉は冬でも通行可能であることがわかったので車のアプローチに問題がないことが分かり、北斜面なので雪が残っている可能性は高く、こちらから三浦山を目指すことにした。DJFが登ったときはチャオスキー場から濁河温泉間の道路が夜間通行止めでスタートが9時だったが、出かける前にネットで通行規制を調べたところ夜間規制の表示はなく24時間通行できるようだ。これなら日の出と同時に出発すれば日帰りで行けるだろうと踏んだ。
DJF情報でも兵衛谷をいかに渡るかがポイントと書かれているが、それは山頂渉猟でも同様だ。山頂渉猟では材木滝遊歩道から分岐する破線が谷を越える部分にかかっている橋を利用しているが、私もそうすることにする。ただ、著者が登った時点で傾いていたので今でもかかっているのかはっきりいって大いに不安はあった。そのときは上流に向かって歩いて渡れそうな場所を探すしかないだろう。沢を渡ればあとは適当に尾根にはい上がればいい。
濁河温泉は東京から遙かに遠い。今は伊那〜木曽の権兵衛トンネルが開通したので伊那ICから木曽谷に短時間で抜けられるようになったため以前より時間短縮できるが、その先も遠い。国道361号線を走って新地蔵トンネルを抜け長峰峠を越えて日和田高原へと左折する。夜なので周囲の様子は分かりにくく、今まで雪はかけらも見えなかったが高度を上げていくと道の両側に残雪が現れるようになり一安心だ。ところがチャオ御岳スキー場に入るとゲートが閉まっているではないか! 岐阜県庁のHPには規制情報はなかったのに・・・・。DJFの時と同様にAM8:30まで閉まっているとのことで、明日の出発は9時確定だ。これではとても日帰りでは三浦山は無理でありどうするか悩んだが、幕営装備を担いで初日は上俵山で幕営し、翌日に三浦山を往復して下山することにした。今シーズンは幕営は初めてであり、おまけに残雪期の山も今シーズン初めて、おまけに山は2ヶ月ぶりで体力も落ちていることを考えると不安がある計画だが、濁河温泉から上俵山の標高差は約400mしかなく、どうにかなるだろうと判断した。久しぶりなのでパッキングに時間がかかったがAM1:00くらいに寝ることができた。
翌朝、DJF情報によるとAM8:00にゲートが開くだろうと予想して飯の準備をしたが思ったより時間がかかり、少し遅れて出発した。スキー場内は立派な広い道だったがスキー場を過ぎると道が狭まると同時に洗濯板のように波打った舗装で2速に落としてそろりそろりと通過した。場所によっては凍結している部分もあって気を付けてゆっくり通過する。峠を越えて太い道と合流、左に曲がって上がると県立少年自然の家の案内があり右折し、橋を渡ったところに大きな建物があった。このすぐ先が材木滝への遊歩道入口だったのだが見落として林道を進んでしまい、工事中のグランドで行き止まりだった。地形図を見ると少年自然の家のすぐ前であり、Uターンして道ばたを注意して見ながら走るとちゃんと案内看板があったではないか。少年自然の家入口前の林道分岐に車を置いて出発の準備をしていると、いつのまにか天候が悪化して雪が降り出した! 北の方ほど寒気の影響が大きく天気が悪くなるので御嶽にしたのだが、ここでも影響を受けているらしい。このまま停滞して明日日帰りにしようかとも考えたが、今日の行程は短いし、その後の山行に体力を温存することも考慮してこのまま出発することにした。
材木滝遊歩道入口。少年自然の家の前にある | 遊歩道はまだ雪が残っていて一安心 |
滝まで300mの標識で左に分岐する | こっちもいい道 |
遊歩道を歩くと半分くらい雪に覆われているが先行者の足跡があるので道を外すことはなかった。問題はこれをこのまままっすぐ行くと材木滝に行ってしまうことで、どこかで左に逃げないといけないが、その場所が分かるかどうかだ。この時のために橋があるはずの場所の緯度経度をGPSに入れておいたのでそれを見ながら歩く。まず材木滝まで500m地点で左に分岐があったが、地形図を見る限りでは大きく下ってから道が分かれる雰囲気で、道はここから下り始めるのでまだ違うと判断、なおも遊歩道を歩き材木滝まで300mの標識で左に入る。この道も遊歩道と同じくらい整備された道で安心して歩け、GPSを見ると順調に距離が減っていくので正解らしい。ただ天気はさらに悪化し湿った雪が降りしきり濡れてしまうのでゴアを着た。こりゃまいったなぁ。まだ足跡は続いており、山の作業に使われているのだろうか。
兵衛谷にかかる橋。濡れていると非常に滑る | 対岸に足跡が残る作業道が続く |
兵衛谷が見えてくるとちょっと傾いて頼りなさそうだが、さほど古さは感じず強度的には安心できそうな橋が出てきた。これで徒渉はしなくて済みそうだが、淡雪で濡れた木の橋をビブラム底で歩くとどれだけ滑りやすいかは容易に想像できる。特に横板が無くなって丸太だけになったらツルツル確実、沢に落ちて死ぬようなことは無さそうだが全身びしょ濡れでは撤退しかないだろう。滑り止めにアイゼンを履こうかと本気で考えたが、ザックから取り出すのが面倒なので4つんばいになって渡ることにした。想像通りのツルツルで立って渡るのは不可能だったが、手をついたおかけで足が滑っても何とか渡ることができた。これが今回の山行で最も危険で最も緊張した場面だった。
地図にない林道に出たが、すぐ終点 | 帰りはここを下った。足跡の主もここを歩いたようだ |
渡り終わって雪に覆われた作業道?を辿って登ると地図にない林道に飛び出した。このまま林道終点まで歩いてから尾根に取り付こうと思ったがすぐに終点だった。終点から斜面にとりついて上を目指すことにする。時刻が時刻なので雪が緩んでいるのでワカンを装着、今シーズン初めてだが付け方は忘れていなかった。残雪は場所によって消えて笹が出ている部分もあるので残雪をつなげて登っていくが、傾斜がきつくて藪を突っ切る部分も出てくる。今シーズン初めての幕営フル装備で急斜面を登ると2ヶ月ぶりの体では呼吸がついてこないのが情けない。歩幅をさらに狭めてゆっくりと上がっていく。急な場所ではワカンをキックステップの要領で雪に蹴りこみながら上がるのでさらに体力を使う。
林道終点から右側の斜面をよじ登る | 尾根に出るが、だいぶ笹が出ていた |
尾根らしくないだだっ広い尾根を上がる | 上が私の目印(紙テープ)。下は色が抜けた古い目印 |
やっと傾斜が緩んで尾根上に出た。おそらく1726m標高点の少し上だろう。目印でもあるかと思ったがほぼ皆無で、1つだけ色が抜けた古いテープを見た。雪が消えかけてあちこちで笹が露出している。これでは大型連休を過ぎたらこの界隈は一面の笹藪地帯確実だろう。今年は雪が少ないからこうなのか、それとも例年もこんな感じなのだろうか。どちらにせよ連休くらいに登るのが安全だろう。尾根に登り付いた場所に目印を残し、その後もポツリポツリと目印を結びつけた。今回の目印は最近使っている色つき紙テープで、トイレットペーパーよりも強度があるがそのうちに雨で溶けて土に帰る優れものだ。トイレットペーパーと違って鮮やかなピンクや赤で目立つ色なのと、そこそこ強度があるので今回のように濡れた場所では断然使いやすい。
標高を上げると笹が完全に埋もれる | 相変わらずだだっ広く変化のない尾根が続く |
少し進むと尾根が広がってはっきりしなくなり、帰りのことを考えると嫌らしい場所だが、尾根の東端を辿れば大丈夫だろう。ただ藪の状態が良くないので少し窪んだ歩きやすいところを歩きつつ目印を付けていく。この辺はその昔人が入って伐採したようで、古い切り株が点在し、太いシラビソではなく細いダケカンバが密集していた。ほとんど傾斜がない所から徐々に傾斜が出てくるが相変わらず尾根らしくないだだっ広い斜面である。割とまだらに生えたシラビソ樹林なので無雪期は笹の勢いもあるのだろう。まだアイゼンに履き替えるほどの傾斜ではないし、気温が上がって雪の状態はワカンの方が歩きやすいのでそのままワカンで歩く。雪は良く締まって潜る深さは僅か1,2cmだが、これだけでも硬い土の上を歩くのよりかなり疲れる。早朝出発できればもっと楽に歩けただろうに。
意外にもスキー跡が残っていた。少なくとも2名以上 | 巨大溶岩は右を巻く |
1850mを越えると傾斜が緩むが相変わらずだだっ広い地形が続き下りで迷いそうな場所だ。しかし天の助けかこんなマイナーな山なのにスキー跡が出現したではないか。たぶん往復したのだろうが、それでもあの本数は少なくとも2人以上に間違いなく、DJFの他にも今シーズン上俵山を山スキーで登った人がいるとは驚きだ。かなり古い跡だがまさか1ヶ月半前のものは残っていないだろうからここ1,2週間のものだろう。断続的に消えてはいるが目印としは十分な濃さで残っており、これなら私が目印を付ける必要はないだろう。私のワカンの跡も残るが深さ1,2cmでは気温が上がればエッジが融けてそれとは分からなくなってしまうから今の時期は使えないと考えた方がいい。
イマイチ写りが悪いが雪が舞っている | 新雪が積もり始めてちょっと焦る |
シラビソ樹林で視界がないなだらかな尾根が続き、スキー跡を追って歩き続ける。一時回復した天候は非常に不安定で、太陽が見えたと思ったら雪が降ってきたりと上空の寒気の影響らしい。途中、尾根上に大きな岩が出てくるがスキー跡をたどって右側を巻いた。これ以外は特徴がない地形なのでいったいどの辺を歩いているのか高度計やGPSを見ないと全くわからない。それでもそろそろ山頂が近いかなと思えるくらい歩いた頃に天候が一気に悪化し、雪がしんしんと降り始めて積もる勢いだ。やばい、積もられるとスキー跡が見えなくなって目印を付けなかった区間で下りで迷う心配がある。GPSの電源は入れっぱなしにしてきたので電波が取れていれば歩いた軌跡が見られるが、この樹林ではそれもあまり期待できそうにない。急遽目印を付け始めたが、何とか短時間で止んでくれないかなぁ・・・と考えていたら突然頭上で雷鳴がとどろいた。うひゃ〜、こりゃ本格的に天候が崩れてきた。この樹林だから私の周囲に落雷する確率はかなり低いと思うが精神的にいいことではない。今日の行動は上俵山で打ち切ってテントを張って静かにしていた方が良さそうだ。この天気では雪やガスで視界も効かないし、天気予報では明日は晴天が期待できるとのことで、青空の下で歩いた方が気持ちいいし。
DJF認定?の上俵山山頂地点 | DJFのピンクリボン |
とうとう傾斜が無くなってGPSを見ると残りは100mを切っていた。さらに南下するがだだっ広い平地(もちろん樹林だが)で特に高い場所があるわけではなく、どこに三角点があるのか皆目見当が付かない。その平地の一角に鮮やかなピンクリボンが結びつけられた木が立っていたが、やっぱりDJFの付けたものだった。周囲を探したが他に山頂標識は皆無で、本当にマイナーな山にふさわしかった。その近くで頭上を屋根のように樹木に覆われた場所でテントを張って停滞を決め込んだ。そのうちに雷は収まったが天候の不安定さが続いて、日が差したと思ったら大雪になるという繰り返しで、気温が高めで日が当たると雪が融けて木の葉から水滴が垂れてきた。夕方になって天候が回復し、夕日が差してきたので明日の好天は間違いなさそうだ。夜中に小用を足しに外に出ようとするとテントが妙に明るく、満天の星空+お月様が出ていた。
翌朝、テント内の気温は-7度で水が半分凍っていた。コンロでお湯を沸かしながら照明用ローソクに灯をともす。100円ライターは家庭用カセットコンロのボンベと同じように低温では気化が悪く火がつかないので、手で暖めてやる必要がある。朝飯を食い終わると充分明るくなり、外に出て最小限のものだけ持ってアイゼンを装着して出発する。天気は申し分ないが北風が強く、樹林の中では風が弱まるので体感温度以外は問題ないがアルプス級の稜線ではかなりなものだろう。
雷を避けて上俵山山頂で幕営 | まだスキー跡が続く |
上俵山山頂の樹林隙間から見た継子岳 | 最低鞍部付近から見た継子岳 |
最低鞍部付近から見た乗鞍岳 | 最低鞍部付近から見た |
南に向かって歩き出すとスキー跡がまだ続いており、この主はまさか私と同様に三浦山を目指したのだろうか、それとも剣ヶ峰まで行ったのだろうか? とにかくこのスキーの主はDJFではないことははっきりしたが、DJFでもやらないようなことをやるのだから相当な熟達者に違いない。小ピークを巻いて最低鞍部付近に出ると左が切れ落ちて視界が開け、乗鞍と北アの笠ヶ岳〜黒部五郎の真っ白な姿が見えていた。あちらも快晴らしい。こちらもこれから楽しい時間が期待できる。
鞍部でスキー跡と分かれて斜面の右側を巻き始める。水平よりやや上を目指して斜めに歩いていく。僅かながら雪が沈むためアイゼンからワカンに履き替えると快調になる。傾斜が緩いので足への負担も少なくトラバースするのにはちょうどいい地形だった。時々カモシカの足跡に遭遇するが連中はあれだけ足が潜っても牛のパワーで歩き続けられるのだろうか。残念ながら熊の足跡は見あたらなかった。たぶん御嶽にも生息していると思うが、新潟などと比較すると数が少ないのかもしれない。全く代わり映えしない風景が続くのでデジカメで写真をたくさん撮る気にもならず、時々樹林の隙間から見える向こうの稜線を見ながら歩いていく。どうやら稜線直下で森林限界を超えて真っ白になっている水平な尾根の端が三浦山で間違いなさそうだ。標高から想像して深い樹林だとばかり思っていたがあの白さは間違いなく森林限界を超えているだろう。こりゃ山頂からの展望も期待できそうだ。
鞍部から右を巻く | 王滝川と思われる箇所を横断。奥は継母岳 |
王滝川と思われる箇所から下流を見る | 三浦山東の谷を登る |
王滝川源流と思われる樹林が開けた筋を通過、ここが渡れるのかも心配の種だったが地形図では砂礫地表記で深くえぐれた谷では無さそうだったため、おそらく雪に埋もれているだろうと予想はしたが現実も一面の雪原だった。ただここだけ樹林が切れて上空が開けているので沢があるのだろうとわかる。もちろん地形的には谷ではあるが。これを越えればいよいよ最後の登りであり、ワカンをデポしてアイゼンに履き替えて出発だ。おっと、その前にデポ地の緯度経度をGPSに登録するのは忘れない。
やっと日が当たる高さまで上がる | なおも登ると樹林が開けてくる。空が青い! |
最も傾斜が緩い谷を登り始めるが思ったより傾斜はきつくないので直接山頂目指して進路を西に振った。ここも一面のシラビソ樹林で、北斜面で日当たりが悪い影響か少し雪の締まりが悪いが踏み抜くほどではなかった。太陽は御嶽の向こうから昇ってくるので日差しが直接当たるのは日の出よりかなり時間が経過してからで、尾根の上の方から徐々に下ってくる。高度を上げるに従って日差しのエリアの近づきやっと太陽の暖かさを感じるエリアに突入、やっぱり日差しの元で見る青空は格別の美しさだ。気持ちよく高度を上げていくと徐々に樹木が疎らになって雪面が広がり始める。下から見て白くなった部分に突入したわけだ。木が少なくなったとたんに強風が吹き付け、昨日降った雪が巻き上げられて雪煙をあげている。気温は-9度くらいだから体感温度は相当低く、今までの長袖シャツだけでは無理で木の陰に隠れてダウンジャケットを着た。
山頂直下で森林限界を超える |
地を這うハイマツとシラビソが広がる。 溶岩の重なりが三浦山最高点。背景は白山 |
三浦山から見た白山 | |
三浦山から見た笠ヶ岳〜北俣岳 |
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三浦山から見た安平路山、南ア南部 |
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三浦山三角点 | 三浦山から見た継母岳、王滝頂上(右) |
なおも雪面を登り続けて傾斜が緩むと半分雪に埋もれた地を這うハイマツとシラビソが登場、どうも稜線は風が吹き付けて雪が飛ばされてしまうようで僅かしか積もっていないし、まるで芝のような低い樹木だ。緑の絨毯の先には溶岩の固まりがあり、そこが最高地点らしい。ほとんど人跡未踏に近い三浦山山頂には標識は見られず、赤テープでも巻こうとも思ったが猛烈な強風で体がふらつくほどで、この気温では手袋を外して作業などする気になれなかった。デジカメを構えても強風でカメラがぶれるくらいの風だった。写真には風は写らないから穏やかに見えるがとんでもなかった。三角点は少し西に下ったところに立っており、雪は完全に吹き飛ばされて全くの無雪だった。下ってから山頂渉猟の三角点写真を見たがそのとおりの姿だった。この三角点の姿を拝んだ人数は何人くらいだろうか。その中に武内さんは含まれるだろうか。
三浦山から見た上俵山。目立たな過ぎる! | 鞍部付近から見た三浦山 |
上俵山山頂付近にこんなものがあった | 平らな上俵山山頂。これじゃ三角点は探せない |
念願の木曽御嶽2000m峰完全制覇を達成し、強風によろめきながらも下山を開始する。東に向かって鞍部付近から谷に入りガンガン下っていく。途中、GPSを取り出してワカンデポ場所を確認しながら歩いて無事回収、ワカンに履き替えて来たルートを逆戻りだ。主稜線に戻り上俵山を目指していると山頂手前で古い林班界標識らしきものを目撃、こんな人跡未踏の山にこんなものがあるのかとビックリした。上俵山には私のテントがぽつんとあるだけで新たな訪問者はいなかったようだ。撤収前に三角点の痕跡がないかと周囲を探索したが航空測量用標識とか標柱等発見できなかった。
まだ底面が凍ったテントをたたんで出発、スキー跡を自分の目印を追って順調に下り、林道への下りで尾根から外れて急斜面を降下、林道に立った。問題の兵衛谷にかかる橋は今日は乾いていたので楽々歩け、遊歩道を巡って無事車に到着し、濡れた物を虫干ししながら荷物を片づけた。帰りの温泉は山彦荘というところにしたが\500也で、たぶんどこも同額だろう。裏には町営(今は市営か)露天風呂があるのだがまだ寒いので敬遠した。
これで無事連休最初の山は成功、次は妙高周辺にするか小嵩沢山にするか悩むところだが、まずは塩尻向けて車を走らせた。
所要時間
4/26
遊歩道入口−0:31−兵衛谷を渡りワカン装着−0:08−出発−0:06−林道−0:03−林道終点−0:15−尾根上に出る−0:50−スキー跡−0:43−上俵山(幕営)
4/27
上俵山−0:20−鞍部−0:34−王滝川−0:38−三浦山−0:16−王滝川(ワカン装着)−0:06−出発−0:23−鞍部−0:20−上俵山(休憩、撤収)−0:52−上俵山出発−0:44−林道に下り始める−0:10−林道−0:10−兵衛谷−0:06−遊歩道−0:15−遊歩道入口