後立山北部 長栂山、赤男山 2006年9月29〜30日
後立山北部の2000m峰で未踏は長栂山と赤男山だけとなった。昨年の大型連休前半に黒負山、五輪山に登ったときに長栂山も登ろうと考えていたのだが、1泊予定を強行日帰りに切り替えた際に、どのみち赤男山に登らなければならないから長栂山はそのときに一緒に登ればいいやとパスしたままになっていた。やっと涼しくなって藪漕ぎにちょうどいい時期になったし、9月頭は南アで楽しんだので今度は北アを目指すことにし、残りの中でも場所的に遠い長栂山、赤男山をまず目指すことにした。赤男山の登山記録をネットで検索したが無雪期のものは見あたらず(下山後にググったら2件あったが詳細は書かれていなかった)、結局は山頂渉猟が頼りだった。もっとも、登山道から標高差200mで燕岩周辺はガレ場で藪が無いのは前回縦走したときに見ているので、そこを登って最後は藪漕ぎするしかないと考えていたが。山頂渉猟によると相当な激藪らしく、秋の早朝は朝露で全身びしょ濡れの藪漕ぎになるのは間違いないだろう。
コースとしては東京起点だと蓮華温泉スタート以外に考えられない。あとは鉱山道を組み合わせて周遊するかどうかだが、それは時間や体力によって考えよう。蓮華温泉から五輪尾根で往復するのと、五輪尾根で登って鉱山道で下るのでは累積標高差はほぼ同じであるが、距離的には五輪尾根往復の方が近そうである。ただ、五輪尾根では最後に標高差300mの登り返しがあるのがいただけないが。
仕事の空白ができたので金曜日に休みを取って木曜夜に出発、遙かに遠い蓮華温泉を目指す。高速で最寄りは長野道豊科ICだから一般道で100km以上は走らなければならず、三鷹をPM7:00前に出発して蓮華温泉駐車場に到着したのは夜中11:30過ぎだった。蓮華温泉への道は7,8年前にバスで通っただけだが、全線舗装だが道幅は細かった記憶だけが残っている。現場は車道の両脇から藪が張り出して道が狭い部分も混じり、バスが来たら待避所以外はすれ違いできないだろう。夜中ならライトで遠くから対向車の接近が察知できるので快適に運転できるが、カーブミラーはほとんどないから真っ昼間は気を付けて運転する必要がある。道幅が狭くて運転に注意するのではなく、対向車にお構いなしに道路の真ん中を突っ込んでくる対向車が最も危険な存在である。平日なので蓮華温泉駐車場はガラガラで、止まっているのは合計10台くらいだろうか。仮眠をとっている人もいるだろうが今頃山小屋で寝ている人が大半だろう。天気は曇りのようで星は見えないが、天気予報では北陸は明日、明後日は晴れとの予報で心配は要らないようだ。酒を飲みながらパッキングを済ませて寝た。
蓮華温泉駐車場 | 蓮華温泉駐車場から見た朝日岳 |
蓮華温泉駐車場から見た黒負山、五輪山 | キャンプ場 |
キャンプ場入口で登山道が分岐する | 湿原から見た朝日岳、五輪山と五輪尾根 |
初日は小屋まで歩けばいいので6時起床、上空は青空で五輪山、朝日岳、雪倉岳が大きい。雪倉岳がでかすぎて赤男山が見えないのが残念だ。あまりに天気がいいので麦わら帽子をかぶって出発、完全にルートを忘れてしまい、蓮華温泉の建物へと向かう車道ではなくその下の草っぽい車道跡を歩いたが、最後は温泉建物へと登らされ、砂利道を下り気味に歩いた。案内標識はなかったがエアリアマップを見る限りではこれで間違いなさそうだ。やがてキャンプ場が現れると右手に木道が現れて登山道が分岐し、朝日岳登山道に間違いなかった。あとはしばらく木道を歩くだけである。朝露と湿原で濡れた木道は滑りやすく、何回かコケそうになり、1回は尻餅をついてしまった。今回は雨の心配がないため防水性を失い底がすり減って引退寸前の布靴で歩いているので特に滑りやすい。できるだけひっかかりそうな凹凸がある部分に足を載せるようにしてそろりそろりと歩いた。
瀬戸川の鉄橋 | 白高地沢の仮設橋 |
瀬戸川へ向けて標高を下げるのがもったいないが、そこ以外に道も橋もないのでしょうがない。今年、ナラズ山、佐武流山に登ったときに渡った鉄橋と同じ作りの橋で沢を渡ったが、この水量と幅では橋がなかったら渡るのは難しいだろう。積雪期はスノーブリッジで覆われるのだろうか、それともやっぱり水面が出てしまうのだろうか。
ここから登り主体になるがまだ下る部分もあって精神的に疲れる。左にひょうたん池を見るとまもなく白高地沢で、少し河原を上流に向け歩いてから足場管と工事用足場板でできた仮設橋を渡る。これは巨岩を利用して設置されており、ちょっとくらいの増水では流されないと思う。このまま尾根に取り付くのかと思ったら今度は河原を下流に向かって歩かされた。なんだ、これなら橋なんか渡らずに石を飛んで渡った方が良かったではないか。白高地沢は水量が少なくて場所を選べば簡単に対岸に渡れる状況で、面倒だから帰りはそのようにした。ま、水量が増える夏場は渡れるか分からないけど。
樹林が開ける | 五輪高原三角点から湿原を見る |
ガスに隠れた赤男山 | 栂海新道分岐 |
やっと五輪尾根に乗り、樹林帯を登りはじめる。夏と違って空気はひんやりして汗が少なくてすむのは大いに助かる。樹林帯の急な登りが終わると急に開けて紅葉が始まった草付きの尾根に出た。五輪高原の一角らしい。紅葉のピークではないがだいぶ進んでいる。朝と違って山肌に絡む雲が所々に沸き立ち、稜線が雲に入ってしまったところもあり、日差しが時々遮られると体を動かさないと寒いくらいだ。風邪気味で体調が良くないので体を冷やさないよう歩くペースで体温調節だ。三角点は僅かに下りになる手前にあった。ここで休んでもいいが開けて風が当たって寒いのでもう少し上がってから休むことにして先に進んだ。展望の良い尾根を登ると再び視界がない樹林に入り、「五輪の森」の標識があった。ここで尾根を外れて巻き道に入り、日差しが得られる適当な場所で休憩した。ここから主稜線鞍部までは巻き道が続きいくつも沢を横切るので水が補給できるのはありがたい。秋に流れているのだから夏場は当然水が流れているだろう。巻きながら緩やかに高度を上げると時々ガスに突っ込むようになり、栂海新道分岐に出たときには周囲はすっかりガスに覆われていた。
栂海新道分岐 | 栂海新道分岐から見た五輪山 |
分岐点には標注が建ち、栂海新道方面の岩には赤ペンキで「ツガミ」とか「日本海」とか書かれていた。そうか、これを終点まで行くと親不知で日本海にドボンか。今年の大型連休終わりに、立山から下山して日本海沿いの国道を車で走ったときに栂海新道入口の標識を発見したが、あそこまで歩くのもなかなか遠いぞ。でも1度やってみたい気もするなぁ。歩き出すと緩やかに標高を上げ、右手に池を見るとそろそろ長栂山が近い。地形図を見ると、長栂山山頂は登山道を外れて小さな尾根を越えた西側のなだらかなピークのはずであるが、この付近の地形はあまりにもなだらかで読図困難だろう。こういうときこそハンディーGPSの出番で、GPSの表示で山頂が真西付近に来たら藪に飛び込めば最短コースのはずである。その場所は小さな尾根に上がりきる直前の低い笹原で、当たり前だが踏跡はないので適当に笹を横切って樹林の藪に突っ込む。GPSの残距離表示は約120mだった。
日本海の文字だ! | ここから藪に入り西(正面)を目指す |
長栂山手前の湿原 | 長栂山山頂。藪です。 |
のっぺり地形で先にはピークは見えず非常に不安だが、西に山頂があるはずなので磁石で方位を確認してその方向に進む。藪は背の低いシラビソ+笹で、笹はともかくシラビソの枝は丈夫でかき分けられないので樹林の隙間を縫って進むしかない。延々とこんな藪が続くのかと思ったら、意外にも小鞍部は湿原と思われる草付きが広がっており、1分もしないで藪を突破した。草付きを横切ると再びシラビソの藪で、高さ2mほどの低木なので鬱陶しいことこの上なく、隙間を狙ってGPSの距離がゼロになるところを目指した。草付きより僅かに高いのだが、ピークは平坦だからどこか山頂なのか判別はできずGPSだけが頼りである。GPSが示した山頂は周囲と同じくシラビソ低木の藪で見晴らしはないし標識もなく、人工物も一切無かった。横断した尾根の最高点の方が高いので、おそらく雪がある時期でも正確な山頂に立つ人はほとんどいないだろう。途中で折れ曲がった太いシラビソを選んでよじ登ると、やっぱり周囲はシラビソの海が広がっているだけだった。
朝日岳への登り(翌日撮影) | 朝日岳山頂 |
朝日小屋 | 前朝日。前回来たときに登った |
登山道に戻って蓮華温泉分岐まで戻って大ザックを背負って朝日岳の登りにかかる。既に稜線はガスが巻いて視界が無く、標高差200mを淡々と登るだけだ。たしか前回登ったときも山頂はガスの中で何も見えなかった記憶がある。今回はGPSがあるので山頂までの距離は分かるが、40分くらい登れば山頂なのでわざわざGPSの電源を入れるほどではないので歩き続けた。この尾根は樹林が無く終始視界がいいのだがガスっていては何も見えない。ハイマツ帯で左手に雪倉方面への分岐を見送るとすぐに山頂で、見覚えのある山頂標識が現れた。平日の午後1時だから既に山頂は無人、たぶんこの後登ってくる人もいないだろう。長栂山で休憩したし、風が吹き抜け寒いのでそのまま朝日小屋を目指し、大きな三角屋根の小屋に到着、テント泊の手続きを済ませて先客なしのテント場にぽつんとテントを張った。水場は小屋と反対側に建った大きな物置?の東側にあって蛇口をひねるとちゃんと水が出た。トイレは物置のお隣である。前回来たときの記憶は全く残っていなかった。
夜はそこそこ冷えることを予想してダウンジャケットを持ってきたが、最低気温が+5度程度で快適に眠れた。朝方はやや風が強まりテントがあおられたが、出発する頃には穏やかになりテント撤収に苦労せずに済んだ。風が強いと一人でテントを畳むのは大変なのである。
朝日岳巻き道から見た毛勝三山 | 赤男山巻き道から見た朝日岳 |
昨日の長栂山は登山道のごく近くで藪と言ってもお遊び程度だが、これから登る赤男山はそうはいかない。今回の山行の目玉商品であろう。そう考えるとちょっと緊張してくる。朝日岳の巻き道の整備は完璧で体に触れる藪はなく、細かいアップダウンはあるが全体的に緩やかに下っていく。途中、笹藪の中にガサゴソと動物が逃げ込む場面があったが、笹の高さからしてカモシカなら頭が見えても良さそうなものを見えなかったのでたぶん熊だろう。巻き道の途中では熊の糞が落ちていた。山小屋でも今年は熊が良く出るから注意するようにと言っていたな。もちろん、出発時から熊避けの鈴を付けているのは言うまでもない。
朝日岳への分岐で小屋を先に出た単独男性に追いついた。これから白馬方面に進むと言うことは、白馬を越えるか小蓮華を越えるかどちらかのはずで、まだまだこの先を楽しめるだろう。この人とは燕岩までご一緒したが、わざわざ道がない藪山に登る人種がいるのは知らなかったようだ。まあ、それが一般登山者の常識だろうな。
燕岩の右側のガレ | 燕岩の左側の草付き(上部) |
急な草付きを登る | 振り返ると高度感がある |
赤男山の巻き道を歩いていると左手に巨大な岩壁が現れた。これが燕岩に間違いない。当然、この岩は登れないのでルートを右(南)か左(北)を選ばなければならない。右側は一面のガレで落石が積み重なったいかにも足下が不安定そうな斜面で、もし登るとしたらハイマツの海との境界となるだろう。一方、左側はガレた石が詰まった谷のすぐ左側が草付きになって上部まで続いている。ガレより草付きの方が歩きやすいから草付きの方に決定し、最初だけガラガラの石積みをちょっとだけ登って草付きに入りぐんぐん高度を上げる。かなりの傾斜で濡れた草を踏みながらなので滑りやすく、まばらに生える灌木に掴まりながらだが、藪をかき分けて登るよりははるかにマシだ。振り返ると恐ろしい傾斜である。
左側から小尾根が合流 | 尾根に乗ると背丈の笹+樹林 |
直線的に登った後で僅かに進路は右に変わり微小な尾根に乗り、やや傾斜が緩やかになる。植生は徐々に笹が勢力を増すが、膝丈程度なので歩くのに支障はない。ただ、朝露でびしょ濡れなのでロングスパッツをつける。登るに従って笹地帯が狭まって左からシラビソを中心とする樹林が押し寄せ、尾根直上ではなく右寄りを登るが傾斜がきつくなって歩きにくく笹藪漕ぎが面倒になってくる。このまま斜めの笹を登るより樹林の藪でも尾根の方が歩きやすそうなので進路を変更、ただ今度は全身を朝露が襲うのでゴアの上下で完全武装である。藪漕ぎでゴアの裾がボロボロになるので足はゴアの上からロングスパッツを付ける。アタックザックはゴアの上から背負うのではなく背負ってからゴアを着た。
樹林に入っても最初は笹が主体で、今度は背丈を超えるので両手でかき分けながらだが、中アの笹のように細くて柔らかいので簡単に押し分けられた。登るに従ってシラビソの密度が増すと逆に笹の密度は落ちてきて、木の下には笹がない空間も見られるようになり、できるだけそのような場所をつなげて登っていく。ただ、シラビソはシラビソでも南アの発達したシラビソ樹林ではなく高さ数mの低いシラビソが地面付近から枝を横に張り出した樹林で、シラビソの枝は笹と違って堅くてかき分けて進むのは難しく、木の隙間を狙ってルートをとる。いつのまにか笹が消えてシラビソ樹林になり、相変わらず地面を這うように枝の下を潜って進むのでまともに立って歩けないが笹よりはずっといい。
シラビソ中心の藪になる | ハイマツ帯から振り返る |
稜線に出て山頂方向を見る | 稜線から下方向。左側が東斜面 |
稜線が近くなるとハイマツが登場し地獄本番かと思いきや、確かに半分立ったハイマツで歩きやすくないが、結構な隙間があってルートを選べばほとんど足が地面に着いたままだった。大体、ハイマツの藪に入ると足が地面に着かないのだが、ここはそこまで密集していないので大助かりだ。山頂渉猟の著者が通った区間は相当な藪だったらしいが、私が取ったルートは偶然にも藪が薄かったらしい。そのハイマツ区間もせいぜい20mくらいで、突如として頭上が開けて青空に飛び出した。県境稜線より一つ西側の尾根に達したのだ。山頂渉猟の記述どおりで風下となる東斜面はハイマツが切れて低い灌木になっているが、まだ尾根以外は傾斜が急で危険なので尾根直上を登っていく。GPSが無いので山頂までの距離が分からないが、雰囲気的に間近に感じる。
本邦初公開! 赤男山山頂。ただの藪 | 藪の向こうに北側ピークと五輪山 |
尾根東側は草付きと低い藪で歩きやすい | 県境稜線 |
腰ほどの高さのハイマツを登り切ると平坦になり、なだらかな赤男山山頂の南端に出た。地形図では南端の等高線間隔が最も広く、おそらく山名事典でもここが山頂の緯度経度だろう。山頂北側は再び低い樹林になり、その向こうが盛り上がってこっちと同じくらいの標高に見える。ここの東側は緩やかで行ってみると灌木も切れて草付きで歩きやすく獣道も見られた。これは大量の積雪で風下側に巨大な雪庇ができ、遅くまで雪が残って木が生えないからであろう。東斜面は適度な傾斜に見えるので残雪期は山スキーにもってこいかもしれない。
赤男山から見た清水岳から猫ノ踊場 | 赤男山から見た毛勝三山、駒ヶ岳 |
周囲の展望は樹林で邪魔される北側を除いてすこぶるよく、目の前には雪倉岳が大きい。清水岳から猫ノ踊場にかけての尾根も丸見えで、藪山から藪山を見るのもおつなものだ。朝露で頭からつま先まで朝露で濡れてしまったが、意外に簡単に山頂に登れてしまった。登山道から短距離なのもあるが、上越国境や奥日光高薙山の藪の方が手強いだろうからもっと藪山派に登られても良さそうな山だが、なにせ両側の朝日岳、雪倉岳よりはるかに低いから人気がないのだろうか。まあ、これで登山実績ができ、ネットで記録を公開すれば思ったより簡単に登れると判明して後に続く人も出てくるだろう。
登山道に出た場所 | このガレのすぐ手前に降りた |
無線がてら休憩をして下山開始。露で濡れて滑りやすい草付き地帯よりも藪があっても重力の助けで下りは大したことがないだろうと直線的に西側に下ることにした。西に下れば必ず登山道と交差するので、ルートは考えなくて歩きやすいところをつなぐだけでいい。ハイマツ帯からシラビソ地帯、笹地帯と次々に植生は変化し、最後は笹がないシラビソ樹林で隙間を縫って下っていくと登山道に出た。これで今回の目標は達成、気持ちよく帰れる。
山頂向けて登る | 朝日岳中腹から見た赤男山 |
朝日岳から見た白馬三山 | 朝日岳から見た立山、剣、毛勝三山 |
朝日岳との分岐でデポした荷物を背負い、標高差約400mを一気に登る。真夏と違って涼しい風が吹き抜けるし、空が高く感じる深い青空で気分もいい登りだった。眼下の赤男山がどんどん低くなっていく。朝日岳山頂では大休止をしつつ、軽量化のために濡れたテントを虫干し。雲の下の下界は直射日光が無いだろうが雲海の上は快晴で30分かからずに完全に乾いた。ついでに藪で濡れたゴアもスパッツも広げた。時刻は10時過ぎなので朝日小屋発の人はいないし、蓮華温泉発の人はまだ到着しないしで無人で静かな山頂を満喫できた。
白高地沢。帰りは石づたいにショートカット | もうすぐ蓮華温泉 |
下山を開始して10分ほどで蓮華温泉発の先頭打者とすれ違ったが、軽装の度合いからして日帰りだろうか。続いて五輪の森の標識より僅かに手前で単独男性、五輪の森の標識をちょっと過ぎたところでこれまた単独男性とすれ違った。五輪高原三角点では2名パーティーが2組、別々の場所に陣取って休憩しており、本日のお客はこれで全部だった。さすがにこの時期は夏山とは比較にならないほど人が少なかった。ショートカットで橋を使わず石を伝わって白高地沢を簡単に渡渉して休憩、湿原からの登り返しにうんざりしながら蓮華温泉駐車場に戻った。さて、温泉に入って帰ろうかと思い、念のためガイドブックで営業時間を確認したらPM3時で、ぎりぎり外来入浴時間帯が終わってしまった。残念。しょうがないので着替えを済ませ、道の駅、小谷に併設の深山の湯(@\500)で汗を流した。
所要時間
9/29
6:45蓮華温泉駐車場−6:56キャンプ場−7:01鉱山道分岐−7:42瀬戸川橋−8:27ひょうたん池−8:43白高地沢(休憩)−8:56出発−9:54花園三角点−10:28五輪の森−10:41標高2000m(休憩)−11:02出発−11:54栂海新道分岐(アタック装備に変更)−12:00出発−12:24長栂山(休憩)−12:54出発−12:59登山道−13:13栂海新道分岐(荷物回収)−13:24出発−13:55朝日岳−14:25朝日岳巻き道分岐−14:31朝日小屋
9/30
6:00朝日小屋−7:00朝日岳分岐(アタック装備に変更)−7:05出発−7:38燕岩−8:13赤男山(休憩)−8:22出発−8:39登山道−9:01朝日岳分岐(荷物回収)−9:06出発−9:58朝日岳(休憩)−10:34出発−10:54栂海新道分岐−11:42五輪の森−12:03花園三角点−12:37白高地沢(休憩)−13:09出発−13:50瀬戸川橋−14:47鉱山道分岐−14:52キャンプ場−15:03蓮華温泉駐車場