志賀高原 坊主山 2006年4月29日

 

 

 大倉山から下山後、次は富山立山周辺の予定なので今日のうちに行けるところまで車で移動することにする。ルートはいろいろ考えられるが、志賀高原越えが距離的に一番近いので選択する。そして走行中に思いついたのが、志賀高原で山名事典に記載された坊主山という2000m峰の存在だ。もう温泉にも入ってしまったが、GPSで場所を測定して車道から近かったら登ってしまおう。白根火山を通過して須坂方面の分岐を過ぎ、ちょっとした峠のような場所が出てきて駐車場があったので車を突っ込んだ。車道左側のなだらかな雪面ではスノーボーダーが遊んでいる。GPSにデータを入れると、なんとそのスノーボーダーがいる緩やかなピークではないか! 距離は約350mなので簡単に往復できるため、急遽着替えて登ることにした。近いのでザックを持たずにウェストポーチにハンディー機をいれて防寒着を羽織り、足下だけは登山靴にスパッツで固めた。緩斜面なのでアイゼンもワカンも不要だろう。

駐車場から見た坊主山 白根火山との鞍部にある駐車場
坊主山山頂 坊主山から見た横手山
坊主山から駐車場を見下ろす 長野県側は雪の壁。例年よりずいぶん多い

 

 ボーダーの横を通って登ると先客がいたのか足跡が残っていた。今は一面の雪面であるが無雪期の植生は不明だ。もし笹の海だったら大変だろう。それとも白根火山の隣なので火山ガスの影響で名前の通り坊主かもしれない。登り切ると山頂付近には1本のシラビソの他は低い石楠花、ハイマツだけだった。南側だけ雪が残っているが北から西は雪が消えていた。どうやら笹はないらしい。山頂の目印がないかと探してみたが何もない。地形図記載ではないのでしょうがないか。大して疲れもしなかったので立ったまま無線を運用し、車に戻った。

 行きがけの駄賃で思わぬ1山を登れた。

所要時間
駐車場-0:09-坊主山-0:06-駐車場


 

 

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