伊那北部 城山 2009年11月7日
所要時間 車道−(0:)−城山−(0:)−車道
城山という名前の山は全国各地に多数存在するが、辰野の城山もそんな山の一つだ。麓からの標高差は大したことはなく、夕暮れ迫る時間帯でも登って大丈夫だろう。地形図では登山道マークは無いが、常識的には東尾根末端から取り付くのが分かりやすいだろう。今回は最短時間で山頂に登れそうな南西斜面を登ることにした。
辰野市街地で小横川の標識で左に曲がると目の前に城山の末端部が見えてくる。ちょっと走ると城跡への遊歩道入口の看板が目に入り、ここから山頂まで道があるようだ。しかし横移動距離が長いので当初計画どおり山頂南西直下まで車道を進む。道路の道幅が狭まるところがその地点で、資材置場らしき広場入口に車を置いて歩きだす。
南西斜面に取り付く | 赤松植林だが潅木がちいとある。急傾斜 |
最初からいきなり急な登りが始まり、効率的に高度を稼ぐ。植生は赤松植林帯だが低い潅木が生えて藪が皆無というわけではない。できるだけそれらの隙間を狙って上がっていく。所々でトラバースするような踏跡が現れ、斜め上に登っていく踏跡の場合は利用し、水平移動の道は無視して突っ切って上を目指した。たぶんキノコ取りの道だろう。
途中にいくつも踏跡あり | 城山山頂。標識なし、道無しのような・・・ |
いくつか踏跡を横切り急斜面を登り続け、やっと傾斜が緩むと同時に細い稜線に到着、稜線上には延々と青い荷造り紐が張られており、茸山への入山禁止のためだろう。登山道というより薄い踏跡は紐の向こう側で、私がいる方が茸山らしかった。特段高い場所があるわけではない細長い山頂で、GPSの指し示す付近を山頂としたが標識等は無かった。樹林に囲まれて展望は無し。尾根末端の山道入口は山頂までではなく、ここに至る戸中に城跡があってそこまでなのかもしれない。ここにあるこの筋では遊歩道には程遠く、道無しの方が表現が近いと思えた。
帰りも南西斜面を一直線に下って車に戻った。
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