大町東部 大穴山 2009年10月17日

所要時間 田ノ入峠−0:04−大穴山−0:02−田ノ入峠



 本日最後の山は景気のいい名前の「大穴」山で、競馬場に出かける前に登りたくなりそうな山だ(私はギャンブルはやらないけど)。本当に穴場かどうかは不明だが、山頂近くまで田ノ入峠で車で行けるので手軽に登れるだろう。山頂まで道があるかどうかは知らないが。

 県道を南下して田ノ入峠への分岐を探すが予想していた案内標識は無く、ロードマップを「読図」してそれらしき道に入る。しかしこれまた道なりに進むと峠ではない方向に行ってしまい、Uターンしてそれらしき脇道に入り、集落の路地のような道を上がっていく。入口には「瀧の澤権現」との文字があったが、これがどこにあるのか不明なので案内にはならない。曲がりくねってはいるが道なりに進むと集落を抜けて谷沿いに登り始め、マレットゴルフ場が現れ、ここに瀧の澤権現の看板があった。あ、集落を出るところだったか、この道は田の入集落までしか行けず、他に通り抜けできない旨の看板があったので、正しい道であることが分かっていた。

 この少し上から林道はジグザグに高度を上げ始めるがカーブの半径がみんな小さく、軽自動車でないと苦しいくらいだ。一般的なワゴン車だと切り返さないと曲がりきれないだろう。道幅もすれ違い不可能な狭さで対向車が来ないことを祈りつつ上がっていく。通り抜けできないどん詰まりの道なので交通量は非常に少ないのは助かる。

狭い田ノ入峠 大穴山登山口(田ノ入城址入口)

 峠はまだかと慎重に運転を続けるとようやく田ノ入峠に到着、しかし道幅が狭くて軽自動車でさえ何度も切り返さないとUターンできそうになく、道幅が広がるところまで下ってからUターンした。峠には車1,2台が駐車可能な路肩があるだけだが、稜線の両側に道があってそれぞれ案内看板が出ている。大穴山があるのは峠の僅かに北側で看板には「田ノ入城址」と書かれていた。

一直線に登る 大穴山山頂
稜線北側は垂直の泥壁 崖っぷちから東側の展望

 急斜面を一直線に登る道を1分も登ると山頂の一角に到着、ここは崖っぷちで稜線の反対側は垂直の泥の壁だった。草木が全く生えていない泥壁とは珍しい光景だ。たぶんしょっちゅう崩れているのだろう。山頂一帯は同じような高さで特に山頂らしきところはなく、GPSが示す場所に赤テープを巻いておいた。城があった形跡は私には見分けることはできなかったが、崩壊地に飲み込まれてしまったのか、それもともっと先にあるのだろうか。 

 

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