大町東部 南鷹狩山 2009年10月17日
所要時間 北側鞍部−0:19−南鷹狩山−0:14−北側鞍部
南鷹狩山は鷹狩山のすぐ南側にあり、たぶん尾根上に遊歩道があるのではと想像した。両者の鞍部を車道が乗り越えているのでそこから歩くのがいいだろうと判断し鷹狩山山頂から車で移動する。鞍部は南鷹狩山方面に上がる林道を含めて変形十字路となっており、路側は広く車を止めるのに問題なかった。南鷹狩山の案内標識があるかと思っていたが存在せず、どうもここからは登山道は無いらしい。それでも稜線上に林道が伸びているのでこれを使えば山頂近くまで行けるかもしれないと考え、まずは林道を辿ってみることにして出発した。
南鷹狩山北側鞍部林道入口 | 少しだけ林道を歩く |
ここで尾根に乗り換える | 尾根の様子。道無し藪無し |
林道は最初だけ尾根を上がっていくがすぐに尾根左を巻き始め、その先はずっと巻いたままのようなので尾根に取り付くことにして、植林の斜面を登ろうとするとそこにはピンクリボンがぶら下がっており、同じような考えをする人がいるようだ。すぐに尾根に乗り薄い踏跡を登っていく。この地域でこの標高だと一般的には落葉広葉樹林が広がって地面に藪は無くどこでも歩けるのが普通で、この尾根もブナ科の広葉樹が広がって藪は皆無で歩きやすかった。ただ、どこでも歩けてしまうので尾根がはっきりしない部分では下りで迷いやすく、さっきと同じリボンが点々と続いているのが目印になって助かった。
このリボンが続く | 境界標石もある |
伐採帯 | 1140m峰より先で水平移動 |
1140m峰付近から尾根が広がって踏跡も薄くなり、伐採地帯はルートが分かりにくいがここもリボンが導いてくれた。ピークを越えると再び尾根が明瞭化し踏跡もはっきりする。鞍部から緩やかに登ると尾根は反時計回りにカーブし、三角点近くで踏跡は消えてしまうが藪は無いので最高点と思われる場所目指して進路を左にとって進んでいく。
山頂がある北へと向かう | シダに覆われた南鷹狩山山頂 |
山頂付近は平坦で特段高い所は無いが、GPSのお告げに従って歩いていくとシダが茂る辺りに白い棒が立っているのを発見、行ってみると傍らに三角点が埋まっていた。遊歩道があると予想したが三角点に至る道はどこにも無く、山頂標識も無くてほとんど訪れる人はいないようだ。予想外に静かな山で、ちょっとしたルートファインディングが楽しめたのは意外だった。樹林の中なので周囲の展望は皆無だ。
帰りも同じルートで戻った。
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