美濃南部 長平山、荒井山 2008年1月2日


 長平山は各務原航空自衛隊基地のすぐ南側に隣接した山で山頂には電波塔マークが描かれているが、地形図を見た感じでは敷地の境界であり山頂は立ち入りできそうだった。現地に行って確認しなければ登れるかどうか分からないが、とにかく行ってみることにした。

 基地東側の県道を南下するが途中で渋滞。何があったのかと思ったらその先で交通事故があり小型車が大破して道の真中を塞いでおり、警察官が交通整理しているではないか。正月早々ご苦労様。県道直進はできず、周辺の路地から迂回するしかなく周囲は大渋滞。まさか長平山の取り付き付近もこんな状態じゃないだろうと心配したが、そこまで車があふれてはいなかった。

鞍部の竹林から長平山に取り付く

灌木がややうるさい

 長平山と荒井山は隣接しており、両者の中間鞍部から振り分けて登るのが良かろうと鞍部に行くと車止めされた林道らしき道が伸びており、その右手は竹薮でここからまずは長平山に取り付くことにした。竹林を抜けると樹林帯に変わり潅木がややうるさいが藪というほどではなく、歩きやすいところを選んで左右に進路を振りつつ進んでいく。こちらから登る限りは踏跡は見られなかった。

長平山山頂

長平山山頂の航空障害灯

 小さな山なのですぐに傾斜が緩んでピークに到着、うまいぐあいにフェンス等はなく山頂に無事立ち入り可能だった。山頂には電柱のような柱が立っており、見上げると航空障害物?を示す赤色灯だった。もし電波塔が航空管制施設だったら間違いなく立ち入り不能だったろうが幸いだ。周囲は完全に樹林で覆われ展望はなかった。山頂標識はなかったが柱には地元の子供のものだろうか、落書きがしてあった。

鞍部の残土置き場

鞍部から見た長平山

 下りは登ってきたルートよりやや北寄りを下って鞍部に出ると開けた残土置き場で、林道はここに続いているらしい。開けて日当たりがいいので草が繁茂し、繊維に絡んだり張り付く種子を付ける草が多くズボンは草の種だらけになってしまった。

荒井山へは明るい樹林

荒井山山頂

 続いて荒井山の登りにかかる。こちらは南にある人家のすぐ裏で、長平山の密生樹林と違ってクヌギが点在する明るい疎林だった。邪魔な樹木を伐採してあり、地面に横たわった枝が少々邪魔であるが木が無いのは歩きやすくて大いに助かる。山頂まで明るい樹林が続き、ピーク付近に出ると稜線に沿って延々とフェンスが連なっている。山頂はフェンスで分断されているが、フェンスの向こうが特別高いわけでもなく、山頂に立ったと言っても支障は無かろう。ここも山頂標識はなかった。


所要時間  長平山、荒井山鞍部−0:07−長平山−0:05−長平山、荒井山鞍部残土置場−0:06−荒井山−0:04−長平山、荒井山鞍部

 

 

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