男鹿山塊 男鹿岳、鹿又岳 2008年4月5日
先週は百村山から念願の大佐飛山往復を果たし、今週は男鹿岳、鹿又岳を目指すことにした。スタート地点は稜線北西側に位置する横川の「jobs男鹿」という施設前のゲートであるが、まさかこれってハローワークだろうか? 市街地でもない横川にそんな施設があるとも思えないが目印にはよさそうだ。今回は主に北側尾根を上り下りするため日当たりが悪く、先週よりは雪の締りが悪いと予想されるが、アプローチを考えると他の入山口は候補にあがらなかった。それに日帰りで男鹿岳、鹿又岳を周遊するには横川以外はまず無理だろう。
jobsおじか前のゲート | ゲートから50mくらい戻った左側に駐車場有 |
東北道を西那須野塩原ICまで走り、トンネルを抜けて会津西街道を北上、横川への分岐を見落として山王トンネル入口まで来てしまいUターン、左手に分岐を発見し集落に入り、奥へと続く舗装道路を進んでいくとjobs男鹿の案内標識があり、最後は開けた場所にゲートがあった。左手の大きな建物がjobs男鹿だろうか。ゲート付近は駐車スペースが無いので50m程度戻ったところにある駐車場に車を入れて酒を飲んで寝た。一人宴会の最中、車が1台やってきて駐車場に止まったが(テントミータカさん)、当然ながら前夜泊でやってくるには男鹿山塊のどこかに登るのだろう。さて、明日朝はどちらが早い出発だろうか。
翌朝、できるだけ雪が締まった時間に距離を稼ぎたいので暗いうちに出発したいと思っていたが、目覚めたら4時だったので飯を食べて出発の時刻は4:45でまだ真っ暗だった。当面は林道歩きが続くので暗闇でも問題なし、しかし周囲には雪の「ゆ」の字もなくちょっと心配になってくる。まだ暗いので周囲の山肌に残雪があるかも見えない。そういえば塩原のトンネルを抜けるときには山肌には全く雪が無かったなぁ。徐々に明るくなってきて15分ほどでヘッドライトが不要になるが、相変わらず雪は現れない。
A/B/C団地がある | 日影に残雪が登場し始める |
いったん男鹿川から離れて大きく谷に沿ってヘアピンカーブした後は牧場地帯へと入ったらしいが、周囲は雑木林でいっこうに牧場らしくないと思っていたら「横川放牧場A団地入口」なる看板が出現し、右手に林道が分岐していた。どうやらこの上が牧場のようで林道沿いは牧場ではないようだ。同じようにB団地、C団地入口が分岐し、次の大きなヘアピンカーブで地図上の牧場地帯が終わる。ほとんど水平歩行だったから、この林道は自転車を使えば行き帰りの時間が相当節約できそうだ。
白滝橋から先は最近の轍がない | やがて雪に覆われ鹿の足跡を追う |
なおも林道を歩き続けると日影にちらほら残雪が見られるようになり一安心、両側には除雪した雪が残っており車道は新しい轍が見られるので治山工事か林業作業をこの先でやっているようだ。問題はどこまで除雪されているかだろう。轍の濃い道は白滝橋を渡った先で左に上がっていく林道で、男鹿川沿いに直進する林道は最近車が入った形跡は無く、残雪もそのままになっていたが、まだまだ部分的に雪に覆われているだけで歩くのに問題なし。落石が道をふさいでも人間には問題なかった。それでも徐々に雪が増えていって高泉橋から先は雪が連続するようになり、つぼ足では微妙に沈んで体力を消耗するのでスノーシューを着用、今度はほとんど沈まず快適に歩けるようになる。この先はほとんど地面が見えている場所は無く、スノーシュー着用のグッドタイミングだった。
胡桃橋 | この先林道の在処が不明瞭になる |
あとはどこで県境尾根に取り付くかだが、烏ヶ森さんの記録では男鹿岳から下って鞍部から登り返した小ピークから派生する尾根を使っているが、これだと僅かばかりだがアップダウンがあって労力を必要とするので、私は鞍部より南側から稜線に取り付くことにした。傾斜が急だが小さな尾根があるのでこれを登ってみようと思う。既に林道は深い雪に覆われて部分的にはルートが分からないところもあるが、川沿いに上がればいいので細かいことは気にせず、左手の県境稜線を見ながら取り付けそうな場所を探す。するとそこそこ傾斜が緩い雪に覆われた小さな谷があったので、これを上がることにした。両側の小尾根はまだ傾斜がきつくて登るのは無理だが、標高が上がれば大丈夫だろう。それに地形図を見るとこの一帯はどこも同じような傾斜が続くので、このまま谷をつめても問題なさそうだ。
ここで男鹿川を渡る | この斜面を登る |
ここまで登ると沢の水量も少なく、スノーシューを掃いたまま小さなスノーブリッジで簡単に対岸に渡ることができ、スノーシューの踵を上げる金具を立てて斜面を登り始めた。ここでも雪質が心配だったが林道より締まっているくらいでスノーシューでは全く沈まず、表面がクラストして歯ががっちり雪面を捉え快調に高度を上げる。背の高い落葉樹林帯なので雪に覆われてしまえばどこでも好き勝手にルートを取れ、傾斜ができるだけ緩く雪の段差が無いところを選んで登っていく。
右手の尾根目指してデブリを登る | 背後には南会津の山 |
小尾根に乗る | 県境稜線直下 |
やがて直進は傾斜が増して登るのが大変そうになったため、右手の尾根に乗り移ることにして落下したデブリの上を踏み締めて急斜面を登っていく。デブリは周囲の雪より固いので歩くのに支障はなく尾根上に到着、すぐに傾斜が緩んで大きなブナが立ち並ぶ肩に出た。ここでいったん尾根は消失し、左に進路を変えて県境稜線目指して登っていく。
県境稜線。会津側は笹が顔を出していた | 県境稜線から見た1730m峰 |
県境に到着すると強風のせいか福島側は僅かに笹が顔を出しており、栃木側には小さな雪庇ができていた。目印や足跡があるかと期待したが人工物は全く見当たらず、まっさらな雪の上に私の足跡だけが残り非常に気持ちがいい。ただ、冷たい北風が強く上空は雲が出たり晴れたりで、標高を上げると雲に突っ込みそうだ。帰ってから検証すると標高1200mから出現する尾根と1240mから出現する尾根の間の谷を登って、最後は1240mから出現する尾根を登ったようだ。
ここも熊棚が点在する | 熊の木登り跡 |
あとは高いところを目指して登れば自動的に男鹿岳山頂に到着するので、ブナの間を適当に歩いて標高を上げる。見上げるとポツポツと熊棚がありブナには爪痕が残っているが未だ熊の足跡は見られなかったので冬眠中だと思うが、そろそろ起床の時期だろう。さらに登ると雲に突っ込んでしまい、今回は雪は降っていないがガスがかかり木々はエビの尻尾で真っ白だ。長袖シャツだけでは寒いのでゴアの上着を着込んだ。
ブナは霧氷で白い | 広くなだらかな尾根が続く |
男鹿岳山頂はだだっ広い | 標識は栃木の山紀行しか見あたらなかった |
三角点航空測量用目印 | 男鹿岳から見た大佐飛山 |
徐々に尾根が広がって下りは要注意な地形になるが登りはそのまま上がればいいので気が楽だ。いつのまにかブナやダケカンバからシラビソが優勢となり、真っ白に化粧した木々の間を歩き、ついに傾斜がなくなった。しかしだだっ広くてどこが山頂なのか不明である。こういうときこそGPSの出番だが、確認する前に展望がいいところまで移動しようとさらに東に進んでいくと、雪が付着して隠れかけた「栃木の山紀行」山頂標識が目に入った。間違いなくここが山頂だ。他に標識がないか探したが、木の幹に雪が付着しており発見できなかった。ただ、お隣の小さいシラビソに航空測量用の板が付けられているのを発見、これで三角点が近くにあることもわかった。帰ってから山部さんのHPを見ると、この航空測量板ははるか木の上にくっついている写真があったので、積雪は3m以上はあるようだ。もっとも、ここは雪庇に近いので吹き溜まった深さであるが。山部さんは無雪期に登ったので3D標識は遙か雪の下だ。
男鹿岳山頂から東に僅かに動けば雪庇の縁なので南から東の展望はよく、先週登った大佐飛山は雪雲の範囲外で日が当たって暖かそうだ。今日も何人も登っていると思うがさぞかし気持ちいいだろう。先週の吹雪が恨めしい。板室方面には延々と伸びる白い林道が見えており、ゲートから歩くとえらい距離がありそうだ。北側は樹林で展望は無い。しばし休憩してから鹿又岳に向かう。徐々に天候は回復してきたようで、晴れ間も見えるようになった。これなら稜線からの展望も期待できそうだ。
1754m峰(女鹿岳)へ下る尾根 | 1754m峰(女鹿岳) |
1754m峰から見た大佐飛山 | 1754m峰から見た男鹿山塊核心稜線 |
進路は右に曲がって南下になり、1754m峰(女鹿岳)へは下り発達した雪庇の尾根だ。あまり寄り過ぎると転落したり隠れたクレバスに落ち込む危険があるため、雪が柔らかいのを我慢して樹林との境界付近を歩いた。女鹿岳は樹林が開けて大展望の山頂で、これから歩くなだらかな稜線が丸見えだ。やや風は強いが雪雲は通過したようで日差しがある時間の方が長くなってきたぞ。
1730m峰へと登る | 1730m峰東から見た男鹿岳 |
女鹿岳〜1730m峰間にMWV標識があった |
この先はしばらくは細かいアップダウンを繰り返しながら南側に展望がいい尾根が続く。所々に雪庇が発達しなかなかいい雰囲気で、雪庇の根元以外は雪が良く締まってほとんど沈まず快適に歩けた。時々右手の視界も開け、屏風状に左右に広がるのは七ヶ岳、ごつごつした荒々しい山は荒海山、そして真っ白ななだらかな稜線は会津駒から窓明山だろう。進むに従って左手の大佐飛山は徐々に後方に去っていく。途中、山頂でもないのに文字が消えたMWV標識があった。
ひょうたん峠 | ひょうたん峠西から見た1730m峰 |
小屋は半分くらい出ていた | でも外開きのドアは開けられず窓から出入りか |
ひょうたん峠手前の1730m峰は樹林で視界がないか峠直前で樹林が切れて再び展望尾根となり、プレハブのような可搬式工事事務所風の避難小屋が見えた。近寄ってみると半分くらい雪に埋もれ、外に向かって開く構造のドアは開けるのは不可能だ。ただ、南側の窓の1つが施錠されていないので出入り可能だが、窓近くに足跡等は無かった。小屋の中はブルーシートが敷かれとてもきれいに見えた。崩壊しかけた小屋かと思っていたが、雨風をしのぐには充分で下手な避難小屋よりも快適かもしれない。小屋の近くには古い足跡がうっすらと残っていた。今の時期ならここから大佐飛山へと続く鞍部へ簡単に下れるだろう。
ひょうたん峠西側ピークから見た鹿又岳 | 遠くに真っ白な会津駒ヶ岳 |
林道は埋もれている | 林道が右側に移るが稜線を登る |
これはまだ旧鹿又岳ではない | 左写真の奥が本当の山頂 |
旧鹿又岳山頂 | 旧鹿又岳の山頂標識 |
峠から登り返して大展望が広がる小さなピークを2つ乗り越えて林道を横断し、林道が北側を巻いていく鹿又岳へと登りにかかる。取り付きは急傾斜で大丈夫かと心配したが歩いてみるとスノーシューのままで問題なく、すぐに傾斜が緩んでまだ先にピークが見えた。あれが鹿又岳山頂かと進んでみるが、背が低いシラビソには山頂標識が見当たらない。GPSの電源を入れて位置を確認すると山頂はまだ先で、次の緩やかなピークで右に曲がった先の矮小なシラビソがまばらに立つ広い場所に栃木の山紀行と3D標識が付いた低いシラビソがあった。積雪は僅かしかないが地面全体を覆って三角点がどこにあるのか分からなかった。たぶん山頂付近は低いハイマツや石楠花だろう。
ここで解説。私が持っている20年近く前の地形図では鹿又岳山頂はこの三角点峰であり日本山名事典でも同様であるが、ネットで地形図を閲覧すると南側の1846mに山名が書かれている。いつから「お引越し」したのか知らないが、ここまで来たらほとんど労力は必要としないので「新」鹿又岳に登らないのはもったいない。
旧鹿又岳から見た新鹿又岳 | もうすぐ新鹿又岳 |
新鹿又岳山頂 | 新鹿又岳から見た日留賀岳 |
新鹿又岳から見た長者岳 | 新鹿又岳から見た男鹿岳への稜線 |
新鹿又岳から見た南会津の山々(クリックで拡大) |
僅かに下って雪に埋もれた林道を僅かだけ歩き、右に巻いていく林道と分かれて緩やかに登れば、下山に使う予定の北西尾根分岐だ。ここからでは尾根の様子は見えないので新鹿又岳山頂で見てみるか。矮小な樹木しかない真っ白な尾根を登りきったところが山頂で、まだ山頂標識は無かった。大きな立ち木が無いので標識をつける場所にも困るだろうが。ここから南西方向へと長者岳、小佐飛山の尾根が延び、正面には日留賀岳へと続く細かいアップダウンの稜線が延びる。ここから見ると地形図では分からない細かいピークが連続し尾根が痩せているように見えるが実際はどうだろうか。この時期は林道は雪に埋もれた急斜面でトラバースは危険だろう。私は日留賀岳は既登山なのでここまでであるが、誰か歩いた人はいるだろうな。南に僅かに下って風を避けて休憩、日差しもあって暖かかった。
左に伸びる尾根を下る | 北西尾根分岐の肩 |
北西尾根を下り始める。 | 雪が緩んでスノーシューでも時々踏み抜く |
さて下山だ。北西尾根は最初の区間だけ見えているが特に問題のない傾斜であり、尾根が曲がった先は見えないが、地形図を見る限りは尾根の出だしよりは傾斜は緩いはずなので大丈夫だろう。分岐の肩まで戻り左に曲がると左側が切れ右側は緩やかな尾根となり、分かりやすい左側縁を下っていく。稜線と異なり背の高いシラビソ樹林で雪の締りが悪いが下りの重力に任せてガンガン下っていく。標高1720m地点で右に屈曲しなければならないが、現場に到着すると右に曲がる尾根もしっかり見えており心配なかった。あとは尾根を外さないよう時々磁石で方向を確認して地形図と照合しながら下っていった。踏み抜きはしないが雪は緩んで足首くらいまでコンスタントに沈むが、この傾斜ならほとんど負担にならず下りをこの尾根にして正解だった。緩斜面でこれだったら疲れるだろう。やがて檜の仲間(黒檜?白檜?アスナロ?)の樹林に変貌、標高1500mでは小さいながら2重山稜で、僅かに左に進路を振った。
標高1500mの2重山稜 | 徐々に雪が減るが笹はない |
雪が消える | 尾根を離れて左の斜面を下る |
最後は小さな法面を下る | 尾ヶ倉沢沿いの廃林道に出た |
その後も何度か尾根が曲がるが、樹林を透かして先が見えるので迷うような場面はなく、念のため地形図と磁石で確認すると進行方向は正しかった。標高1300mで左手に唐松植林帯が現れるが尾根上はまだ檜の仲間が優勢だ。標高1200mで地面が現れ始めるが恐れていた笹は全く無く、細い潅木が僅かに邪魔するだけだった。この先は左に尾根が曲がって分岐が多くなるが、このまま尾根末端まで下りるよりも尾ヶ倉沢沿いの林道に下る方が距離を節約できるので左へと進路を変え、標高960m付近で尾根と別れて唐松植林帯斜面を下ると目論見どおり雪が消えた廃林道に出た。男鹿川沿いの林道まで僅かだった。
あとは林道を歩くだけ。林道の雪が残った部分には足跡がいくつかあり、本日の入山者は私の他1名だけでなくもっといたらしい。ゲート前でjobsおじか関係者とおぼしき男性が現れたのでしばし(約30分)立ち話。全部を覚えているわけではないが箇条書きにしてみた。多少の間違いはあると思うが概ねあっていると思う。
・男鹿岳は300名山なので遠方から来る人も多いが1回で登頂できない人もけっこういる。悪天でも無理して入山する人も多い。
・300名山ガイドブックだと男鹿川沿いの林道がもっと奥まで入れるように書いてあるが、そのおかげで登山者の車が邪魔になって林業関係者や山葵田管理者の車が入れない事態等も発生し、すったもんだしてゲートが設置された(らしい)
・昔よりマシになったが無雪期は笹ダニが多いので残雪期がいい
・横川から男鹿岳目指して遭難死した人はいないが(福島側から入山で死者はいるとのこと)行方不明者が出たことがある。
・最近は厳冬期の積雪が少なく春先の積雪が多いので雪解けが早い。
・2月でも1週間程度晴れが続くと雪が締まってスノーシューで快適に歩ける。
・ガイドによるツアーもある。あるガイドは下見のためで6月の無雪期に塩原〜日留賀岳〜鹿又岳〜男鹿岳〜横川と日帰りで歩き、横川着がPM3時という驚異的なスピードだった。しかも60才前後で、同行した若い連中は途中脱落だったとか。
・熊は山の上はまだ出てこないが麓はもう出没している
男性と別れて車に戻り、腹が減ったのでお湯を沸かして2回目の昼飯を食べた。その間、もしかしたらお隣の車の主が戻ってくるかと期待したがそれはなかった。後日判明したのだが、車の主(テントミータカさん)はこの日は廃林道経由でひょうたん峠に登り幕営し、翌日は男鹿岳と鹿又岳に登ったとのこと。たぶんこの頃はひょうたん峠にいたのではなかろうか。また、金曜日に登って土曜日に男鹿岳を往復した夫婦がいたようだが、私より先に横川に下山したようだった。
所要時間
4:44jobsおじか−−5:02紅藤橋−−5:30 2つ目のヘアピンカーブ−−5:42廃林道分岐−−5:43白滝橋−−5:48桂沢橋−−5:52高泉橋−−6:00スノーシュー装着−−6:08胡桃橋−−6:15栃の木橋−−6:58県境稜線に取り付く−−7:13小尾根に乗る−−7:35県境稜線−−8:05男鹿岳8:24−−9:07
1730m峰−−9:14ひょうたん峠−−9:21−−10:07旧鹿又岳−−10:28新鹿又岳10:56−−11:02新鹿又岳北西尾根−−11:20
1500m2重山稜−−11:40 1300mで唐松植林帯−−11:57 1090mでスノーシュー脱ぐ12:02−−12:14
970mで主尾根を離れる−−12:20尾ヶ倉沢沿いの廃林道−−12:22尾ヶ倉橋−−13:10jobsおじか