房総半島 峯山 2007年2月4日

 


 内線千歳駅の裏(西側)に峯山があり、地形図を見ると山頂まで道路と住宅があることになっているので簡単に登れそうだ。この日最後の山は帰りの時間も考えて峯山で終わりにすることにした。

別荘地入口。これより先一般車進入禁止 別荘地案内図。山頂も書かれている

 

 地形図では国道から分岐する箇所はそこそこ太い道のように見えるが実際は細く、2往復してやっとらしい道を発見できた。踏切を渡ると道は太くなり、突き当りで右に入ると別荘地入口の看板が出てきた。そう、峯山は別荘地だったのだ。別荘地は関係者以外立入禁止の場所が多く、入口にゲートと監視人付きで追い返された経験もあってイヤな場所だ。看板があったので読んでみると許可を受けたもの以外の車両は進入禁止(まあ当たり前か)、動植物の採集は禁止となっており、歩きでの立ち入りは問題ないようで一安心。車で登ってしまう予定が多少歩くことになったがこれが本来の山登りの姿なので文句は言えない。

眼下には外房の海 黒猫がひなたぼっこ

 

 別荘入口付近に駐車余地は無いので北の方に進んで道路工事現場で道幅が広くなっていたので路肩に駐車した。このまままっすぐ斜面を登れば近道だが下のほうには竹薮が顔を出しており、激藪だったらイヤなので遠回りになるが車道を歩くことにする。別荘入口の車道は急坂で雪が降ったらスタッドレスタイヤでも登れるのか不安になるが、房総半島南端近くなのでたぶん雪が積もるほど降ることは無いだろうな。別荘地とはいえ市街地から隔絶された僻地ではないので実際の生活の場として使っている人も多いようで洗濯物が干してあったり生活のにおいがある。人家の前では黒猫が日向ぼっこしている姿も見られ、思わず写真を撮ってしまった。黒だから赤外線をよく吸収して暖かいだろうなぁ。

峯山別荘地 かなり急な坂
峯山山頂

 

 平らな尾根が終わるとこれまたすごい傾斜の坂になり、歩いて上がっても汗が出るほどだ。凍結したら間違いなく車は通行不能になるだろう。少し風はあるがTシャツになってさらに上がる。やがて道路は突き当たりになり山頂と思われる場所に到着した。GPSを見ると給水槽近くで残距離がゼロで、三角点があるはずなので周辺を探したが見当たらず、突き当たりの別荘の周辺も探したが見つけることはできなかった。まさか別荘の庭にでも設置してあるのだろうか? 三角点は発見できなかったが、地形的にもGPSでも山頂には間違いないので戻ることにした。笹に埋もれた山以外で三角点が見つからなかった例では三角点が根元まで掘れて倒れてしまったことを示す三角点基部に埋められた石版の存在があるが、今回はそれも無かった。もしかしたら別荘の造成で三角点も一緒に削られてしまったのだろうか。



所要時間

 駐車余地−0:07−別荘地入口−0:12−峯山−0:11−駐車余地

 

 

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